今回は、高齢者雇用を検討している事業者様に向けて、
「65歳超雇用推進助成金」をご紹介します。
この助成金は、60歳以上の従業員がいる企業が、定年や再雇用年齢の引き上げを行うことで、
最大160万円が支給される制度です。
人材の定着や経験人材の活躍促進につながる注目の制度です。
対象は、1年以上勤務し、雇用保険に加入している60歳以上の従業員が1名以上いる企業です。
定年年齢の引き上げや再雇用年齢の延長を行うことで、助成金を受け取ることができます。
次のいずれかを実施することが必要です。
定年年齢を 65歳以上 に引き上げる
定年制度を 廃止 する
再雇用年齢を 66歳以上 に引き上げる
社会保険労務士に相談し、就業規則を改訂・労働基準監督署へ届け出る
社会保険労務士のコンサルティングを受け、定年延長または継続雇用年齢の延長を実施
改定した就業規則を労働基準監督署に提出
提出後、助成金の申請を行う
この助成金は、就業規則の改訂を社労士に依頼することが必須となります。
専門家のサポートが不可欠なため、早めの準備をおすすめします。
60歳以上の従業員が1名以上在籍している、
または今後積極的に高齢者を雇用し、長く活躍してもらいたいと考えている企業様には、
ぜひ活用していただきたい助成金です!
続いて、医療・介護分野で注目のニュースをご紹介します。
厚生労働省は9月24日、米国イーライリリー社が開発した
アルツハイマー病治療薬「ドナネマブ(商品名:ケサンラ)」の国内製造・販売を承認しました。
日本では、エーザイとバイオジェンが共同開発した
「レカネマブ(商品名:レケンビ)」に続く2例目の認知症新薬です。
ドナネマブは、脳内に蓄積される異常なたんぱく質「アミロイドβ」を除去し、
認知症の進行を抑制する効果が期待されています。
対象:軽度の認知症・軽度認知障害(MCI)の患者
投与方法:1カ月ごとの点滴を最長1年半まで実施
管理方法:およそ半年ごとに認知機能検査や家族へのヒアリングを行い、
効果が見られない場合は治療を中止する方針
今後は薬価の審議を経て、保険適用が予定されています。
これにより、より多くの方が治療を受けやすくなることが期待されます。
弊社では、介護・福祉事業者様へ向けて毎月お役立ち情報を発信しております。
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